米G1・CCAオークスは最低人気のマラクジャが制す、KYオークス馬マラサートは初黒星

2021年07月25日 13:20

 3歳牝馬による米G1コーチングクラブアメリカンオークス(=CCAオークス、ダート9ハロン)が現地24日にサラトガ競馬場で行われ、無敗のケンタッキーオークス馬マラサートが出走。単勝1.3倍の圧倒的人気を背負いながら、最低4番人気のマラクジャにアタマ差で敗れる波乱の結果となった。

 そろった発馬からハナを切ったマラサートに序盤はマラクジャが並ぶように続くも、半マイル付近で最後方から2番人気のクレリエールが進出。マラクジャは2馬身ほど離れた後方に控えて息を入れ、先頭で競り合うマラサートとクレリエールに直線入口で接近すると、抜け出しを図るマラサートに残り100ヤードで並び叩き合いを制した。クレリエールはさらに5馬身3/4差の3着に終わっている。

 マラクジャはR.アトラス調教師が管理するオナーコード産駒で重賞初制覇。2月にデビュー3戦目で未勝利を脱出すると、次戦のG3ガゼルステークス2着でKYオークスのポイントを獲得し、続く本番ではマラサートの7着に終わっていた。これで通算成績を6戦2勝としている。

 なお、ニューヨーク州競馬協会の公式サイトによると、6戦目で初黒星を喫したマラサートのJ.ヴェラスケス騎手は「配られたカードで戦わなければならないということさ。彼女は頑張ったよ」「彼女なりに気分良く走ってはいたけど、道中は競られ通しだったし、それは他の誰かを利することだからね」と展開を敗因に挙げている。