英G2レノックスS、キンロスが去勢効果で重賞2連勝
2021年07月28日 11:44
現地27日、英グロリアス・グッドウッド開催のG2レノックスステークス(3歳以上、芝7ハロン)は、8頭一団で進む後方内ラチ沿いに控えた4番人気のキンロスが馬群の中から抜け出し、ゴール前3頭の争いをクビ差で制した。
勝ち馬の前方から外を伸びた1番人気のクリエイティブフォースが、逃げ粘る6番人気ハッピーパワーとの2着争いをアタマ差で制し、連覇を狙った2番人気のスペースブルースは最後方から大外を追い込むも、さらにクビ差の4着に終わった。
キングマン産駒の4歳馬キンロスは前走のG3ジョンオブゴーントステークスから連勝で2度目の重賞制覇。今年は年初からドバイのメイダン開催に参戦するもG2シングスピールステークスとG2アルラシディヤで後方に沈み、その後に去勢手術を施されると復帰戦の前走でさっそく変わり身を見せていた。
同日のヴィンテージステークスに続き重賞連勝となったR.ベケット調教師は、R.ライアン騎手の冷静な騎乗ぶりを称賛するとともに「彼は間違いなくグレードを上げていく。モーリスドゲスト賞に登録してあるし、フォレ賞は彼に合っているレースだと思ってきた。そこから逆算して調教するよ」とキンロスの今後についてコメントしている。