米G1パシフィッククラシック、トリポリが快勝でBCクラシックへ前進

2021年08月22日 13:47

 米G1パシフィッククラシック(3歳以上、ダート10ハロン)が現地21日にデルマー競馬場で行われ、好スタートから3番手に控えた4番人気のトリポリが、直前から逃げ込みを図る5番人気ティズアマジシャンを直線早々に捕らえ、そのまま1馬身1/4差を開いて快勝した。

 4馬身1/2差の3着に3番人気のドクターポストが後方8番手から追い込み、1番人気のエクスプレストレインは中団のまま見せ場なく6着、2番人気のロイヤルシップも同じく7着に沈んだ。

 トリポリはJ.サドラー調教師が管理するキトゥンズジョイ産駒の4歳牡馬で今回が重賞初制覇。前走のG2サンディエゴハンデキャップで重賞に初挑戦し、当時はハンデが5ポンド(約2.3kg)重いエクスプレストレインに1/2馬身及ばず2着に敗れていた。

 今年のブリーダーズカップはデルマー競馬場で行われるが、この勝利でトリポリはBCクラシックの優先出走権を獲得。同舞台での前哨戦を快勝して優勝候補に大きく浮上した。