エッセンシャルクオリティが米G1トラヴァーズSを快勝、コックス師は79年ぶり快挙

2021年08月29日 13:55

 “真夏のダービー”こと米G1トラヴァーズステークス(3歳、ダート10ハロン)が現地28日にサラトガ競馬場で行われ、2番手追走の1番人気エッセンシャルクオリティが逃げる2番人気ミッドナイトバーボンを一騎打ちに持ち込んでクビ差ねじ伏せた。

 逃げるミッドナイトバーボンから3馬身ほど離れて中間点を通過したエッセンシャルクオリティは、第3コーナーで背後に取りつくとミッドナイトバーボンのペースアップに応戦。最終コーナーで馬体を併せて一騎打ちに持ち込み、着差以上の余裕を持ってねじ伏せた。さらに5馬身差の3着には最低7番人気のマイルズディーが続いた。

 エッセンシャルクオリティは前走のG2ジムダンディステークスに続き重賞3連勝。G1レースは4勝目で通算7度目の重賞勝ちとしている。L.サエス騎手は2013年(ウィルテイクチャージ)以来、2度目のトラヴァーズS制覇となった。

 なお、B.コックス調教師は3週前にニックスゴーで当地のG1ホイットニーステークスを制しており、同一年に異なる管理馬で両レースを勝った調教師として79年ぶり3人目の快挙を成し遂げている。