​ザーラ騎手が処分のベリーエレガント、D.レーン騎手が新たな主戦に

2021年08月30日 13:10

 オセアニアでG1を通算8勝しているニュージーランドの名牝ベリーエレガントの新たな鞍上に、リスグラシューでのコックスプレート制覇などで日本でもおなじみのD.レーン騎手が抜擢されたことが分かった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 ベリーエレガントにはシドニー地区でのここ4戦ではJ.マクドナルド騎手が騎乗していたが、新型コロナウイルス関連の隔離措置を避けるため、今後のメルボルン地区でのレースでは昨年も手綱を取ったM.ザーラ騎手に乗り替わる予定だった。

 しかしザーラ騎手は先日にロックダウン規定違反が発覚。3か月の騎乗停止や14日間のレース施設立ち入り禁止など重い処分が下されたため、陣営は新たな鞍上を探していた。

 同馬の共同オーナーであるB.ソコルスキー氏は「私たちとダミアンには長い付き合いがある。この春は彼に騎乗してもらえることになってとても幸運だし、嬉しく思っている」とコメントした。

 なお今月21日のG1ウィンクスステークスで2着だったベリーエレガントは今後、9月18日のG1ジョージメインステークスを叩いた後にメルボルン地区へ移動し、10月2日のG1ターンブルステークスから同23日のG1コックスプレートを目指す予定となっている。