ザーキが豪G2トラムウェイSを圧勝、コックスプレートへ視界良し

2021年09月05日 08:48

 豪G1コックスプレートの前売り1番人気に推されているザーキが現地4日にランドウィック競馬場で行われたG2トラムウェイステークス(3歳以上、芝1400m)に出走。中団追走から直線で鮮やかに突き抜けた。

 10頭立ての5番手を追走した1番人気のザーキは大きく馬群の外を回って直線に入り、残り200m手前からJ.マクドナルド騎手の見せムチに鋭く反応。瞬く間に4馬身ほど突き抜けると最後の50mは流す余裕でゴールした。1.53馬身差の2着に最低9番人気タイのアラマヨが最後方から追い込み、さらに1.17馬身差の3着に5番人気のスターオブザシーズが入線。2番人気のドリームフォースは7着に敗れた。

 ザーキは6月のQ22以来、3か月ぶりとなる今季初戦を制して重賞4連勝。これで通算6度目の重賞制覇とした。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』によると、ザーキのA.ニーシャム調教師は「コックスプレートの前にメルボルンで1走することになるわ。もしかしたら2走かも」とコメント。次走はG1ジョージメインステークス(9月18日)かG1アンダーウッドステークス(9月25日)としている。

 なお、この勝利を受けて現地ブックメーカーの『スポーツベット』は、コックスプレートにおけるザーキの前売りオッズを4.5倍から2.9倍にカットしている。