シャドウェルが競馬事業を縮小へ、今後は最高峰のレースに注力
2021年09月17日 11:05
シャドウェル・エステイトカンパニーは16日、「最高峰のレースに注力するために」競馬事業を縮小する計画を発表した。
1980年台に創設されたシャドウェルグループは、これまでにナシュワンやサルサビル、ディジュールなどの名馬を輩出。今年も欧州ではマイル路線の新星バーイードが仏G1ムーランドロンシャン賞を勝ち、アメリカではマラサートがG1ケンタッキーオークスを制した。
しかし、創設者のハムダン殿下が今年3月に死去。これを受け「ビジネス上の重要な転換」に踏み切ることにしたという。声明では「結果としてイギリス、アイルランド、アメリカでの事業は縮小し、バーイードやマラサートのようなトップクラスの馬たちによるトップクラスのレースに集中していく」としている。
また「現役馬とデビュー前の自家生産馬の一部は秋に売却する」としているが、モハーザーをはじめとした種牡馬を売りに出す予定はないという。