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【世界の馬主紹介 Vol.9】ハムダン殿下

2019年01月30日 15:00

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現在のドバイ首長であるモハメド殿下の兄で、先々代の首長ラシッド殿下の次男。ドバイの副首長を務める。正式名称はシェイク・ハムダン・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム

UAE、そして世界を代表する馬主のひとりであるハムダン殿下はドバイ出身で、1945年12月25日生まれ。モハメド殿下と同様に、イギリス留学中に競馬に魅了され、1980年7月にムシュレフで馬主としての初勝利を記録した。

初期の代表馬は、1989年のG1英2000ギニー、G1英ダービー、G1エクリプスS、G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したナシュワン、1990年のG1英1000ギニー、G1英オークス、G1愛ダービー、G1ヴェルメイユ賞に優勝したサルサビル、そして1990年のG1ナンソープS、G1スプリントC、G1アベイドロンシャン賞を制した快速馬デイジュール。

以降も、1994年のG1英ダービー勝ち馬エルハーブ、2001年のG1英チャンピオンS、2002年のG1ドバイシーマクラシックなどに勝ったネイエフ、2004年のG1英2000ギニーやG1英チャンピオンSを制したハーフド、2006年のG1BCクラシックと2007年のG1ドバイWC優勝のインヴァソール、2014年のG1英オークスとG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したタグルーダ、2015年のG1ジュライCやG1英チャンピオンズスプリントS優勝のムハーラーなど数多くの名馬を所有(法人名義であるシャドウェルステーブルの所有馬も含む)。イギリスのチャンピオンオーナーには直近の2014年も含めて7度輝いている。現在の主戦騎手はジム・クローリー騎手。

当初から生産にも力を注いでおり、現在はイギリスのシャドウェルエステイト(複数牧場の総称)、アイルランドのデリンズタウンスタッド、アメリカのシャドウェルファームなど大規模な牧場を所有。これまで前記したナシュワン、エルハーブ、タグルーダ、それにゴドルフィンの所有馬として2001年のG1凱旋門賞を制したサキー、2010年のG1英2000ギニーやG1ジャックルマロワ賞に優勝したマクフィなど数多くのG1勝ち馬を生産している。

近年のG1勝ち(シャドウェルステーブル名義も含む)
2018年:
ケープギニー(南アフリカ):ソクラット
プレミアズチャンピオンS(南アフリカ):ソクラット
コモンウェルスC(イギリス):エクティダール

2017年:
アベイドロンシャン賞(フランス):バターシュ
ヴォスバーグS(アメリカ):タカフル
コンピュータフォームスプリント(南アフリカ):ラフィーフ
サウスアフリカンナーサリー(南アフリカ):ムスターキーム
ガルフストリームパークターフH(アメリカ):アルマナー

2016年:
BCダートマイル(アメリカ):タマークズ
愛2000ギニー(イギリス):オータード
ドバイゴールデンシャヒーン(UAE):ムアラブ

文:秋山 響(TPC)

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