ミシュリフが凱旋門賞を回避、中距離路線の英チャンピオンSへ
2021年09月18日 12:00
現地10月3日の仏G1凱旋門賞で有力馬の一頭に挙げられていたミシュリフが同レースを回避することが分かった。英競馬メディア『racingpost.com』によると、ミシュリフは10月16日のG1英チャンピオンステークスに向かうという。
J&T.ゴスデン厩舎の4歳馬ミシュリフは3歳時に仏ダービーを制すなど、主に中距離路線で活躍。今年は2月にダートのサウジカップを制した後、3月にクラシックディスタンスのG1ドバイシーマクラシックを勝ったが、7月の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(芝12ハロン)では英ダービー馬アダイヤーの2着に敗れていた。
その後、8月にG1英インターナショナルステークスを6馬身差で圧勝。凱旋門賞の前売りで上位人気に推されていたものの、より実績のある中距離路線で、昨年は8着に沈んだ英チャンピオンSへの再挑戦を選択した形だ。
J.ゴスデン調教師は「オーナーのファイサル殿下と話し合い、ミシュリフの次走は英チャンピオンSと決まった。パリでのタフな12ハロンよりも10ハロン路線を維持すべきだと判断した」と話している。