アートコレクターが米ウッドワードSでG1初制覇、モット師はBCクラシックへ前向き

2021年10月03日 13:28

 米ベルモントパーク競馬場で現地2日にG1ウッドワードステークス(3歳以上、ダート9ハロン)が行われ、2番人気のアートコレクターが発馬良く先頭に立つとマイペースに持ち込んで逃げ切った。

 1番人気のマックスフィールドは勝ち馬の背後で3、4番手を追走するも1馬身1/2差の2着、最後方の6番手から大外を追い込んだ5番人気のドクターポストがさらに1馬身差の3着に追い込んだ。

 アートコレクターは前走のG2チャールズタウンクラシックに続く重賞3勝目でG1初制覇。今年は7か月半の休養明け初戦のダート7ハロンで6着に敗れるとW.モット厩舎に移籍し、その後は今回まで3連勝としている。

 ニューヨーク州競馬協会の公式サイトによると、ウッドワードSはブリーダーズカップクラシックの優先出走権を得られる指定レースではないものの、モット師は「不安はないよ。(オーナーの)ランスフォード氏に相談する。最終決定をするのは彼だが、失うものはないだろう。彼を1マイル1/4(10ハロン)で走らせたい。1マイル1/8(9ハロン)が問題なかったのだから、距離を詰める必要があるかい?」と出走へ意欲を見せている。

 昨年までサラトガ競馬場で開催されていたウッドワードSは、今年からジョッキークラブゴールドカップ招待と開催時期および競馬場が入れ替わり、2005年以来となるベルモントパーク競馬場での開催となった。