​デュークオブマーマレードが種牡馬を引退、現役時代に欧州G1を5連勝

2021年10月07日 11:54

 現役時代にキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなど欧州G1を5連勝し、種牡馬としても成功した名馬デュークオブマーマレードが種牡馬を引退したことが、現在の繋養先である南アフリカのドラケンシュタインスタッドから発表された。英『racingpost』など複数のメディアが報じている。

 今年で17歳となるデュークオブマーマレードは父デインヒル、母父キングマンボ、半弟に英ダービー馬ルーラーオブザワールド(父ガリレオ)という血統。アイルランドのA.オブライエン厩舎からデビューし、4歳だった2008年にガネー賞、タタソールズゴールドカップ、プリンスオブウェールズステークス、キングジョージ、英インターナショナルステークスと欧州各国のG1を5連勝し、この年の欧州最優秀古馬に選出された。通算成績は16戦6勝。

 種牡馬としては英セントレジャーなどを制したシンプルヴァーズ、仏オークス馬スターオブセヴィル、英ゴールドカップ勝ち馬ビッグオレンジ、独ダービー馬ヌタンなどを送り出し、近年では今年の愛ダービー2着馬ローンイーグルの母の父となるなどブルードメアサイアーとしても存在感を発揮していた。