米G1ジョーハーシュターフクラシック、ロックエンペラーが待望の重賞初制覇

2021年10月10日 14:06

 米G1ジョーハーシュターフクラシック(3歳以上、芝12ハロン)がベルモントパーク競馬場で現地9日に行われ、後方2番手で向正面を通過した6番人気のロックエンペラーが、直線で大外から鮮やかに2馬身突き抜けた。

 中団のラチ沿いを追走した5番人気のサーブザキングが馬群の中から2着に続き、1番人気のグーフォは第3コーナーで最後方から捲り気味に進出するも、直線では伸び切れずさらに1馬身1/2差の3着まで。2番人気のジャパンは勝ち馬の前方を追走していたものの、直線入口でやや捌きに手間取るなど6着に沈んだ。

 ロックエンペラーはホーリーローマンエンペラー産駒の5歳牡馬で、2018年9月にフランスでデビュー。仏ダービーでの6着を最後にS.ブロージ厩舎からアメリカのC.ブラウン厩舎に移籍した。アメリカでは昨年のG1マンハッタンステークス2着など重賞戦線で堅実に活躍するも、今年6月に条件戦で挙げた1勝しかなく、待望の重賞初制覇がG1タイトルとなった。

 ニューヨーク州競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、ブラウン師はロックエンペラーと2着の僚馬サーブザキングの次戦にブリーダーズカップターフを挙げている。