豪3歳G1クールモアスタッドS、前走で古馬に挑んだホームアフェアーズが圧勝

2021年10月31日 12:25

 現地30日、豪フレミントン競馬場で3歳G1クールモアスタッドステークスが直線1200mを舞台に行われ、外目の13番枠から徐々に先頭集団に取りついた2番人気のホームアフェアーズが、残り400mから独走して2着に3馬身差をつける圧勝劇を演じた。

 1番枠の12番人気ブルックナーが前方の壁を終盤に突破して2着に追い上げ、さらに0.5馬身差の3着には5番人気のアルトーリアスが出遅れから挽回。1番人気のエクストリームウォリアーは勝ち馬の背後から失速して10着に沈んだ。

 ホームアフェアーズはアイアムインヴィンシブル産駒の牡馬で、今年2月にデビュー2戦目のG2シルバースリッパーステークスで初勝利。G1ゴールデンスリッパーステークス(8着)で2歳シーズンを終えると、3歳初戦のリステッド勝ちから臨んだ前走のジ・エベレストは9着で古馬の壁に跳ね返されていた。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』はホームアフェアーズを勝利に導いたJ.マクドナルド騎手のコメントを紹介。「これが我々の来る理由さ」「このようなスペシャルな馬に乗るためにね。今日の彼は電撃的だった。残り1ハロンで随分と前に出ていたから信じられなかったよ」と圧勝劇にご満悦な様子を伝えている。