ゴドルフィンの名馬ベンバトル、ビッグレッドファームで種牡馬入り

2021年11月05日 13:58

 ビッグレッドファームは4日、2018年のG1ドバイターフを制すなど世界各国で好走したベンバトルを来年から種牡馬として供用開始すると発表した。

 ドバウィ産駒の7歳馬ベンバトルはゴドルフィンの所有馬としてS.ビン・スルール厩舎からデビュー。マイルから中距離を主戦場とし、4歳3月のドバイターフでは日本から参戦したヴィブロスらに快勝した。

 この年の7月にはドイツG1ダルマイヤー大賞、10月には豪G1ラドブロークスステークスも制覇。その後もイギリスやドバイで重賞勝ちを重ね、20年2月にはダートのサウジカップでも3着と善戦。今年10月の英G1クイーンエリザベス2世ステークス9着がラストランだった。通算成績は25戦11勝(重賞10勝)。

 ベンバトルの父ドバウィは20年の欧州年度代表馬ガイヤースらを輩出し、その産駒にもマクフィら種牡馬として成功している馬が多数。今年のG1英インターナショナルステークスなどを制しているミシュリフ(父メイクビリーヴ)はひ孫世代にあたる。母ナーレインも仏G1オペラ賞と米G1フラワーボウル招待ステークスを制した名牝という良血だ。