BCダートマイル、ライフイズグッドが元KYダービー候補の実力を見せつける

2021年11月07日 10:38

 現地6日、米デルマー競馬場で行われたブリーダーズカップダートマイル(3歳以上、ダート8ハロン)は、1番人気のライフイズグッドが発馬を決めてハナに立つと半マイル通過44秒94のハイペースで飛ばし、迎えた直線では5馬身3/4差を開いて圧勝した。

 2馬身余り後方で4、5番手を追走していた3番人気のジノービリが最終コーナーで挑みかかるも、直線早々に余力を失い2着まで。さらに3/4馬身差の3着には6番人気のリストレインドベンジェンスが出遅れから挽回し、2番人気のシルヴァーステートは後方のまま見せ場なく5着に終わった。

 日本から遠征したピンシャン(7番人気)はジノービリと並ぶように追走するも、勝ち馬から30馬身余り離されて7着に大敗。勝ち馬の背後につけたジャスパープリンス(8番人気)は第3コーナーからのペースアップについていけず最下位の8着に沈んだ。

 ライフイズグッドはデビュー3連勝で3月のG2サンフェリペステークスを制すなど、ケンタッキーダービーの有力候補に名乗りを挙げるも程なく故障。6月にはスキャンダルに揺れるB.バファート厩舎からT.プレッチャー厩舎へ移籍し、復帰戦のG1アレンジャーケンスステークスで初黒星を喫した。しかし、前走のG2ケルソハンデキャップを圧勝して復活ののろしを上げ、今回のG1初制覇で通算成績を6戦5勝としている。