BCマイル勝ちのスペースブルースが種牡馬入り、初年度の種付け料は1万7500ユーロ

2021年11月10日 11:57

 ブリーダーズカップマイルで通算3度目のG1制覇を飾ったばかりのスペースブルースが現役を引退。種牡馬に転身することを同馬を所有するゴドルフィンが現地9日に公式サイトで発表した。

 ドバウィ産駒のスペースブルースはBCマイルの他に10月のフォレ賞、昨年8月のモーリスドゲスト賞でG1レースを3勝し、通算では重賞6勝を含む19戦11勝。今年の2月には来年からG3に昇格するサウジアラビアの1351ターフスプリントも勝つなど、主に1400m以下のスプリント戦線で活躍した。

 スペースブルースはゴドルフィンと同じくモハメド殿下が率いる生産組織ダーレー所有のキルダンガンスタッド(アイルランド)で種牡馬入りし、2022年の種付け料は1万7500ユーロ(約230万円)に設定された。

 なお、ダーレーは欧州で繋養する種牡馬の種付け料を現地8日に公開しており、英国のダルハムホールスタッドに繋養されているスペースブルースの父ドバウィの25万ポンド(約3820万円)が最高額。来年から種牡馬ロースターに加わるパレスピアが5万5000ポンド(約840万円)で続いている。キルダンガンスタッドではナイトオブサンダーの7万5000ユーロ(約980万円)、フランスのロジ牧場は来年から新種牡となるヴィクタールドラムの1万5000ユーロ(約196万円)がそれぞれ最高となっている。