【サウジダービー】デビュー2連勝のコンシリエーレが美浦ウッドで2週前追い

2022年02月09日 17:56

 新馬戦、カトレアSを連勝中のコンシリエーレ(牡3、稲垣)が9日、サウジダービー(G3、ダート1600メートル、26日=キングアブドゥルアジーズ)へ向けた2週前追い切りを行った。

 美浦ウッドチップコースを単走で長めからいっぱいに追われ、6ハロン82秒7-ラスト12秒8。またがった稲垣師は「息を作りたかったし、しっかり負荷をかけることができました。体の使い方も上向いてきた」と納得の表情だった。関東は木曜に降雪の予報が出ているため、9日夕方に出国検疫を行う栗東トレセンへ向けて出発。来週18日の出国を予定している。

 新種牡馬ドレフォン産駒で、ノーザンファーム生産の素質馬。半姉エスメラルディーナは14年関東オークスを制し、15年には韓国遠征でトゥクソムCを勝っている。サウジの結果次第ではドバイのUAEダービーへの転戦、予備登録を行った米3冠競走も見えてくる。稲垣師は「前走はルメール騎手がまだ遊びながら走っていると言っていました。テンションが昂ぶりやすいところがありますけど、精神面も含めて伸びシロがあると思います。(成田発のフライトがなくなり、関空発になったが)状況に対応していきたい」と前を向いた。

出典:日刊スポーツ