サウジG3の1351ターフスプリント、ソングラインがゴール前3頭の攻防を制す
2022年02月27日 11:47
現地26日にサウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた1351ターフスプリント(G3、4歳以上、芝1351m)に日本から3頭が参戦。ソングラインが中団馬群から直線で外に持ち出され、3頭がクビ差で連なる叩き合いを制した。
ソングラインの背後から末脚を伸ばしたカサクリードがハッピーロマンスとの2着争いを制し、さらに3馬身1/2差の4着にラウダシオンが後方から追い込んだ。エントシャイデンは先手を打てず12着に終わっている。
ソングラインは発馬でやや後手を踏む感じになったが、素早く中団を確保すると馬群の中をロスなく進む。その内にハッピーロマンスがつけ、ソングラインの1馬身ほど後ろからカサクリードが追走。直線入口でバラけたスペースからハッピーロマンスが抜け出すと、ソングラインは外から襲い掛かり残り50mでねじ伏せる一方、入れ替わるように猛追してきたカサクリードを振り切った。
ラウダシオンはスタート直後に両脇から挟まれる格好になって後方からのレースを強いられ、馬群の外を回らざるを得ない不本意な展開。直線はよく追い上げたものの4着が精一杯だった。また、エントシャイデンは気合いをつけられて先行の形を作りにいくも、早々に後方へ追いやられての完敗だった。