ステイフーリッシュが待望の勝利、サウジG3レッドシーターフHで欧州の強豪を一蹴
2022年02月27日 11:58
サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でG3レッドシーターフハンデキャップ(4歳以上、芝3000m)が現地26日に行われ、日本から遠征したステイフーリッシュが欧州の一流ステイヤーに4馬身1/4差をつける会心の逃げ切りを決めた。
2着は昨年のG1愛セントレジャー優勝馬ソニーボーイリストン、さらに1馬身3/4差の3着には前走でメイダン競馬場のリステッドを圧勝してきたゴドルフィンのシスカニーが入線。昨年の仏G2ドーヴィル大賞勝ち馬グライコンは9着、G1英ゴールドカップやグッドウッドカップで2着の実績があるネイエフロードは最下位の14着に沈んだ。
レースはステイフーリッシュがスピードの違いでハナに立ち、すぐさまマイペースに落として他の13頭を先導。これに対して6番手付近で隊列の外にいたネイエフロードが中間点を前に2番手まで上昇し、ステイフーリッシュにプレッシャーをかけに出た。
それでもステイフーリッシュのペースは崩れず、対照的にネイエフロードが第3コーナーから早くも失速。代わって3番手のシスカニーが押し上げ、その背後から内をキープしてソニーボーイリストンも追撃する。しかし、ステイフーリッシュはC.ルメール騎手に軽く促されただけで突き放すと、残り200mを前にようやくステッキを受ける余裕で軽快にゴールを駆け抜けた。