ドバイに5頭を送るハガス師、期待はシーマCのアレンカーとドバイオナー

2022年03月24日 15:20

 ドバイワールドカップデーに管理馬5頭を送り込む英国のW.ハガス調教師。その中でチームのけん引役に期待を寄せているのがドバイシーマクラシックに出走予定のアレンカーとドバイオナーだ。

 現地23日にメイダン競馬場に姿を見せたハガス師は「明日、馬たちをひと追いするつもりだよ」と切り出すと、「アレンカーはリングフィールド(ウィンターダービー)での楽勝後に仕上がっているよ。それに彼をこの類のレースに使うべきだと思っているんだ」と、かねてより狙っていたことを示唆。

 「彼は昨年のクラシックトライアルで(後に)ダービーとキングジョージを勝つアダイヤーを負かして凄くいいレースをした。その後に英インターナショナルステークスで(ミシュリフの)2着ともう一つ好レースをした」と根拠を明かしている。

 また「ドバイオナーは調教に凄く前向きなんだ。昨年の彼は英チャンピオンステークスで2着に善戦する前、フランスでG2を2勝して走るたびに強くなっていった」と振り返る一方、今回が初めてになる2400mを課題に挙げた。それでも「彼が土を切る(ような)馬場を好むのは分かっているが、香港ヴァーズ(実際は香港カップ)は速い馬場で4着だった。彼の足はスープ皿みたいで気になってはいるのだけど、ひょっとするかもよ?」と、香港で見せた意外性を再び発揮することに望みを持っているようだ。