【ドバイターフ】ゴール前で歴史的激闘、パンサラッサとロードノースが同着優勝

2022年03月27日 03:43

 ドバイのメイダン競馬場で行われたG1ドバイターフ(現地26日、芝1800m)は、ゴール前で日本から遠征した2頭を含む3頭による死闘が演じられ、2番人気パンサラッサと前年の覇者で3番人気のロードノースが同着で優勝を分け合う劇的な結末となった。

 さらにハナ差の3着には昨年の2着馬で7番人気のヴァンドギャルドが急襲。1番人気のシュネルマイスターは中団追走も直線で伸び切れず、先頭から5馬身余り離されて8着に完敗した。勝ち時計はジャスタウェイの持つトラックレコードに0秒25差と迫る1分45秒77(GOOD)。

 パンサラッサの逃げは離した形にならず、他の13頭を引きつけるようにして淡々とペースを作った。直線に入るとついてきたカーネルリアムを突き放して逃げ込み態勢に入ったが、そこへシュネルマイスターに横づけしていたロードノースがチャージ。さらに後方2、3番手で脚を溜めていたヴァンドギャルドが馬群の中から急追し、3頭が首の上げ下げとなってゴールに雪崩れ込むと、長い写真判定の末に1着同着で決着した。

 なお、パンサラッサはG1初制覇。ロードノースは3度目のG1勝ちで、ドバイターフ連覇は史上初の快挙となった。

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