ゴールデンシックスティが復権、G2チェアマンズトロフィーを好位差しで制す

2022年04月04日 10:40

 現地3日、香港シャティン競馬場にてG2チェアマンズトロフィー(芝1600m)が行われ、2連敗中だったゴールデンシックスティが快勝して復権を遂げた。

 最内枠からのスタートだったゴールデンシックスティは、いつもの後方待機ではなく先行策を選択。前を行くワイククら3頭からやや離れた4番手につけると、直線では残り200メートル付近で早くも先頭に。そのまま後続を寄せ付けず、2着のロシアンエンペラーに2馬身差の勝利を収めた。

 3着はサヴィーナイン。ワイククは失速し、最下位の12着に大敗した。

 ゴールデンシックスティは香港タイ記録の17連勝がかかっていた1月のG1香港スチュワーズカップでワイククの2着に敗れて連勝ストップ。2月の前走、G1香港ゴールドカップでもロシアンエンペラーとサヴィーナインの後塵を拝して3着と連敗していたが、今回は追い込み勝負ではなく好位差しの競馬で勝利を手にした。

 K.ルイ調教師は「過去2戦は後方で離されすぎ、ヴィンセント(ホー騎手)は外を回らざるを得なかった。今回は1番枠でもあったし、その作戦は取れなかった。ゴールデンシックスティは素直な馬で、どのポジションからでも仕掛けられる。彼にとってはリラックスできるかが重要なんだ」と語ったと、香港ジョッキークラブの公式サイトは報じている。