米G3レキシントンS、トーニーポートがKYダービーへの最終戦を快勝

2022年04月17日 13:21

 現地16日、米キーンランド競馬場でG3レキシントンステークス(3歳、ダート8.5ハロン)が11頭により争われ、先頭から3、4馬身差で馬群の外を追走した2番人気トーニーポートが、第3コーナーから長く脚を使って差し切りを決めた。

 1馬身差の2着に3番人気のメジャージェネラルが逃げ粘り、さらに1馬身1/2差の3着には1番人気のインデュータイムが勝ち馬の後ろから内を立ち回って続いた。

 トーニーポートはB.コックス調教師が管理するパイオニアオブザナイル産駒で重賞初制覇。昨年12月のデビューからターフウェイパーク競馬場のオールウェザー戦で2連勝し、3戦目のG2リズンスターステークスは初ダートで5着に敗れるも、前走のG3ジェフルビーステークスでは再びオールウェザーで2着に巻き返していた。これで通算成績を5戦3勝としている。

 レキシントンSはケンタッキーダービーの前哨戦シリーズ「Road to the Kentucky Derby」の最終戦だが、勝ち馬に与えられるのは20点と少ないため本番出走が叶わないケースも多い。しかし、この勝利でトーニーポートは持ち点を60点まで伸ばし、出走順11位でゲート入りを確実なものとしている。なお、2019年の優勝馬オーウェンデールはKYダービーに出走できなかったものの、二冠目のプリークネスステークスでは3着に善戦した。