G1ホースの競演となった米アップルブロッサムH、レトルースカが貫禄の連覇

2022年04月24日 13:58

 米G1アップルブロッサムハンデキャップ(4歳以上牝馬、ダート8.5ハロン)が現地23日にオークローンパーク競馬場で行われ、昨年のエクリプス賞最優秀ダート古牝馬でトップハンデのレトルースカ(1番人気)が逃げ切って貫禄勝ちした(1馬身1/4差)。

 5頭立てのうち4頭がG1ホースという少数精鋭の一戦は、レトルースカが出足良くハナを切り、半マイル地点で4馬身ほど離れた3番手に3番人気のシーシー、さらに2馬身差の最後方で2番人気クレリエールと4番人気マラクジャが並走する隊列。

 第3コーナー手前からシーシーが進出を始めると、レトルースカのJ.オルティス騎手は後ろを振り返りながらペースアップして追撃を振り切った。3番手で直線に入ったクレリエールがゴール前でシーシーを差し切り2着(1/2馬身差)、マラクジャはさらに17馬身1/2差の4着に終わった。

 昨秋のブリーダーズカップディスタフでマルシュロレーヌに敗れたレトルースカは、2月26日のG3ロイヤルデルタステークスで今季初戦を飾り、アメリカ移籍後は節目の重賞10勝目。アップルブロッサムHは昨年に続く連覇で、南米在籍時と合わせると7度目のG1制覇としている。今回は次位のクレリエールやシーシーより3ポンド(約1.5kg)重いハンデを負担していた。