キプリオスが新長距離王に名乗り、英ゴールドCでストラディバリウスら撃破

2022年06月17日 12:14

 現地16日に英アスコット競馬場でG1英ゴールドカップ(芝20ハロン)が行われ、R.ムーア騎乗のキプリオスが接戦を制した。

 4連勝中だったトゥルーシャンが速い良馬場を嫌って2年連続で出走取消としたため、レースは9頭立てに。キプリオスは一団となった馬群の中段外目に位置を取ると、その内に2番人気の古豪ストラディバリウスがつける。

 徐々に縦長となったものの隊列に大きな変化なくレースは直線へ。中央から抜け出しを図るキプリオスにモジョスターが並びかけ、進路が狭くなったストラディバリウスは大外に持ち出して猛追。最後はモジョスターを競り落としたキプリオスが半馬身差で勝利し、ストラディバリウスはさらに3/4馬身差の3着までだった。

 A.オブライエン厩舎のキプリオスはガリレオ産駒の4歳馬。今年初戦だった4月のリステッドで実績馬サーチフォーアソングに快勝すると、前走の愛G3レヴモスステークスは14馬身差の圧勝で重賞初制覇。その勢いのままG1も初挑戦初制覇となった。