2020年の英ダービー馬サーペンタイン、去勢と転厩を経て豪州デビューへ

2022年07月01日 11:54

 2020年の英ダービー馬サーペンタインが、去勢とオーストラリアへの移籍を経て新天地デビューを目前にしていることが分かった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 ガリレオ産駒のサーペンタインは、新型コロナウイルスの影響で7月開催の変則日程となった一昨年の英ダービーを人気薄ながら5馬身半差で圧勝。しかしその秋はG1英チャンピオンステークス4着など2戦して勝てず、2021年はG1英ゴールドカップなど長距離路線に進むもやはり3戦して6着が最高だった。

 昨年7月末の英G1グッドウッドカップを最後に実戦から遠ざかっているが、その間に去勢し、オーストラリアのR.ヒックモット厩舎へ転厩。現地7月2日にフレミントン競馬場で行われるリステッド(芝1600m)で移籍初戦を迎えるという。

 ちなみに英ダービー馬がオーストラリアで出走するのは、2020年のG1コーフィールドカップで2着だったアンソニーヴァンダイク以来で史上2頭目となる。