​テネブリズムが距離短縮で本領発揮、仏G1ジャンプラ賞でクラシックホース撃破

2022年07月11日 11:05

 現地10日、仏ドーヴィル競馬場にてG1ジャンプラ賞(3歳牡馬・牝馬、芝1400m)が行われ、牝馬のテネブリズムがクラシックホースたちを蹴散らした。

 前半は一団となった馬群の真っただ中で包まれる苦しい位置取りとなったテネブリズム。だが後半に馬群がばらけて前が空くと、残り200メートル付近から一気に抜け出して先頭でゴールに飛び込んだ。

 勝ち馬から1馬身1/4ほど後ろで5頭がほぼ横一線となった2着争いはブービー人気のライトインファントリーが競り勝ち。1番人気に推されていた仏2000ギニー馬モダンゲームズは5着までで、仏1000ギニー馬マングスティーヌは9着に終わった。

 A.オブライエン厩舎のテネブリズムはカラヴァッジオ産駒で、2歳時にデビュー2連勝で英G1チェヴァリーパークステークスを制した。今年は初戦のG1英1000ギニーで8着、前走のG1コロネーションステークスを4着と連敗していたが、マイル戦から距離を短縮したここで2度目のG1制覇となった。