現地9日にデビューから3連勝とした快速牝馬ロイヤルアクレイムが、現地8月19日の英G1ナンソープステークスの前売り1番人気に躍り出た。

　ロイヤルアクレイムは、J.テート厩舎のアクレイム産駒。まだ重賞すら走っていないが、5月のデビュー戦（オールウェザー5ハロン）では後に英G1コモンウェルスカップを制すパーフェクトパワーを3着に沈め、6月の条件戦も楽勝すると、今月9日のリステッドも2馬身差で危なげなく制した。

　この結果、大手ブックメーカー『コーラル』はロイヤルアクレイムのナンソープSでの前売りオッズを4.5倍に設定。ロイヤルアスコット開催でG2クイーンメアリーステークスを勝った2歳馬ドラマタイズド（5倍）や、昨秋に米G1ブリーダーズカップターフスプリントを制したゴールデンパル（7倍）、今月7日の英G2ジュライステークスを勝ったペルシアンフォースら重賞馬を抑えての1番人気とした。

　テート調教師も次走については「ナンソープ！　ナンソープ、ナンソープ、ナンソープだ。彼女がどれほど素晴らしい馬か想像もつかないが、それを確認するのが楽しみだよ」とG1挑戦を明言。「彼女は私が手掛けた中で最も速い馬だ」と語っていた。