バーイード陣営が軌道修正、凱旋門賞も含めた3つの選択肢が浮上
2022年08月19日 11:49
現地17日のG1英インターナショナルステークスで初の中距離でも圧勝したバーイードに、10月2日の仏G1凱旋門賞も含めた3つの選択肢が浮上しているようだ。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
レース直後にはW.ハガス調教師は10月15日のG1英チャンピオンステークス(芝10ハロン)がバーイードの次走だと示唆し、「私には(芝2400mの)凱旋門賞に出す意思はまったくない」と語っていた。
しかし一夜明けた18日、ハガス師は「全てのオプションに可能性がある」とやや軌道修正。当初の英チャンピオンS直行に加え、9月10日のG1アイリッシュチャンピオンステークス(芝10ハロン)と凱旋門賞が選択肢に加わったことを示唆した。
最終的にはヒッサ妃殿下の判断になると断りつつ、ハガス師は「2レース以上に出したいなら、凱旋門賞には出ずに愛チャンピオンSから英チャンピオンSしかない」「いずれにせよ私が決定することではない。話し合うことになるが、馬に問題がない限り全ての選択肢が残されている」とした。
なお陣営のレーシングマネージャーを務めるA.ゴールド氏は「レース後にヒッサ妃殿下と少し話したが、妃殿下はウィリアム(ハガス調教師)のプランどおりにアスコット(英チャンピオンS)で終わるのがベストだと仰った。当面はこのプランで行くことになるだろう」とコメント。凱旋門賞へのバーイード出走の可能性は低いとの見方を示している。