現地4日、仏パリロンシャン競馬場にてG1ムーランドロンシャン賞（芝1600m）が行われ、K.シューマーク騎乗の牝馬ドリームローパーが圧勝した。

　内の3番手と好位をキープしたドリームローパーは、残り200メートル付近で抜け出して先頭に。そのまま独走状態となり、中団から追い上げたオーダーオブオーストラリアに5馬身半差の楽勝だった。

　なお1番人気に推されていた今年の英2000ギニー馬コロエバスは、最後の直線で転倒して競走中止。致命傷を負って予後不良となった。

　E.ウォーカー厩舎のドリームローパーはロペデヴェガ産駒の5歳牝馬。今年5月には牡馬相手の仏G1イスパーン賞でG1初勝利を果たしており、今回は10ハロンの英G1ナッソーステークスから距離短縮で2度目のG1制覇。陣営は今後、11月の米G1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフへの遠征を示唆している。