豪G1マカイビーディーヴァS、アイムサンダーストラックがアリゲーターブラッドを際どく差し切り

2022年09月11日 09:22

 豪G1マカイビーディーヴァステークス(3歳以上、芝1600m)が現地10日にフレミントン競馬場で8頭により争われ、中団追走の1番人気アイムサンダーストラックが逃げ粘る3番人気アリゲーターブラッドをゴール寸前で差し切った(0.1馬身差)。

 アイムサンダーストラックは逃げるアリゲーターブラッドとの間に1頭を置いて内ラチ沿いを追走。最終コーナーから外に出ようとするも進路がなく、アリゲーターブラッドの背後のスペースに切り替えてスパートする。スムーズに脚を伸ばしたアリゲーターブラッドには残り200mで2馬身余りのリードがあったが、脚が上がりはじめた所にアイムサンダーストラックが襲い掛かって際どく差し切った。さらに3馬身差の3着には5番人気のモウンガが続いた。

 アイムサンダーストラックは昨年10月のG1トゥーラックハンデキャップに続く2度目のG1制覇。次戦で賞金総額750万豪ドルのゴールデンイーグルも連勝したほか、今年3月には同500万豪ドルのオールスターマイル2着、同じく300万豪ドルのG1ドンカスターマイル2着などハイレベルなレースで上位争いを続けてきた。

 同日付けの豪競馬メディア『racing.com』は、アイムサンダーストラックを共同管理するM.プライス調教師がG1コックスプレート(10月22日)の前にG1アンダーウッドステークス(9月25日)とG1コーフィールドステークス(10月8日)で2戦させる意向を報じている。なお、現地ブックメーカーの『スポーツベット』は、コックスプレートにおける前売りオッズを13倍から7倍の3番人気にカットしている。