​仏G1オペラ賞、伏兵プラスデュキャルゼルが仏オークス馬ナシュワら撃破

2022年10月03日 12:40

 現地2日、仏パリロンシャン競馬場でG1オペラ賞(3歳以上牝馬、芝2000m)が行われ、M.バルザローナ騎乗の伏兵プラスデュキャルゼルが仏オークス馬ナシュワらを下す波乱を起こした。

 ナシュワはスタート後に一段となった馬群の外からじわじわとポジションを上げて先頭へ。一方のプラスデュキャルゼルは中段の馬群の中で機をうかがう。

 直線で逃げ込みを図るナシュワがアバブザカーブや英オークス馬チューズデーを振り切って勝負あったかと思われたが、残り200メートルを切ったところで外から豪快に追い込んできたプラスデュキャルゼルがまとめてなで切った。

 ナシュワは3/4馬身差の2着。さらに短アタマ差でアバブザカーブが続き、チューズデーは6着までだった。

 A.ファーブル厩舎のプラスデュキャルゼルはロペデヴェガ産駒の3歳馬で、4月に仏G3クレオパトル賞を制覇。5月の仏G1サンタラリ賞はアバブザカーブの2着、6月の仏オークスはナシュワの10着だったが、約3カ月半の休み明けだったここで大仕事をやってのけた。