新英国王チャールズ3世の所有馬、出走6頭目で記念すべき初勝利

2022年10月05日 12:54

 新英国王チャールズ3世が女王エリザベス2世の死去を受けて継承した所有馬が、現地4日に英レスター競馬場で初勝利を挙げた。その馬はM.スタウト厩舎の4歳セン馬ジャストファイン(父シーザスターズ)で、R.ムーア騎手を背に芝10ハロンのハンデ戦を4馬身半差で圧勝した。

 チャールズ3世の所有馬は9月29日に英ソールズベリー競馬場でディープインパクト産駒のエデュケーターが先鋒を担うも勝ち馬から4馬身1/4差の完敗。10月1日にはキングスリンがアスコット、メローイエローもニューマーケットで敗れ、3日にもインプロバイズがポンテフラクト、プライドオブザパックはウィンザーで勝てなかった。

 スタウト師は「国王の勝ち馬だ! 彼のために勝てたのは素晴らしい。彼(ジャストファイン)も勝ちっぷりが良かった」と『PAメディア』の取材に喜びを表現した。

 国王のレーシングマネージャー、J.ウォーレン氏は「私は国王と王妃の初勝利を喜んでいるし、彼らにも喜んでいただけるだろう」「恐らく最も長く女王陛下に仕えたサー・マイケル・スタウト、全力を尽くしたライアン・ムーアにも心躍った」と歓喜のコメントを残している。