3歳馬のアナポリス、BCマイル前哨戦のクールモアターフマイルでG1初制覇

2022年10月09日 14:29

 現地8日、米キーンランド競馬場でG1クールモアターフマイル(3歳以上、芝8ハロン)が11頭により争われ、逃げ馬の背後でラチ沿いの3、4番手をキープした6番人気のアナポリスが、混戦の2着争いを尻目に1馬身1/2差で快勝した。

 後方から追い込むアグネスゴールド産駒のアイヴァー(3番人気)が、C.スミヨン騎乗の5番人気オーダーオブオーストラリアを差し込み3頭一線の2着争いをハナ差で制し、1番人気のサンティンは後方のまま9着に沈んだ。

 アナポリスはT.プレッチャー調教師が管理するウォーフロント産駒の3歳牡馬でG1初制覇。昨年10月のG2ピルグリムステークスでデビュー2連勝とするも、その後に後肢の骨片除去により休養した。今年6月に復帰してG2ペンマイルステークス、8月のG1サラトガダービーとも2着に敗れ、前走のG3サラナクステークスで2度目の重賞勝利を飾っていた。

 この勝利によりアナポリスは11月5日に同舞台で行われるブリーダーズカップマイルの優先出走権を獲得している。