ディープインパクト産駒ムラマサ、豪ヴィクトリアダービー前哨戦で2着

2022年10月19日 12:07

 豪ヴィクトリアダービー前哨戦のG3ネッズクラシック(3歳、芝2000m)が現地15日にコーフィールド競馬場で7頭により争われ、ディープインパクト産駒のムラマサ(3番人気)が2番手追走から直線で先頭の場面を作るも、後方から追い上げる1番人気ミスターマエストロとの競り合いに0.1馬身屈して2着に惜敗した。

 大外枠のミスターマエストロが好発から最後方に控えて脚を溜める一方、隣のムラマサはやや遅いゲートから脚を使って2番手の位置を取りにいく対照的な序盤戦。中間点から早くもペースアップし、ムラマサにとっては息の入らない流れの中で粘りを見せたものの、外から併せにきたミスターマエストロに最後の100mで前に出られた。さらに2馬身差の3着争いを5番手追走の4番人気ディストラストフルアウォードが制している。

 ミスターマエストロはサヴァビール産駒の牡馬でニュージーランドのA.フォースマン調教師が管理。2歳の昨季は4戦1勝で4月にシーズンを終え、豪州で迎えた今季は8月の初戦からサトノアラジン産駒のグランドインパクトなどに2連敗したが、それまでの1600m以下から1800mに距離を延長した3戦目以降に3連勝で重賞初制覇とした。

 なお、昨年のヴィクトリアダービーはムラマサと同じ勝負服のモーリス産駒ヒトツが制している。