サクソンウォリアー産駒ヴィクトリアロード、BCジュベナイルターフを競り勝ち

2022年11月05日 14:30

 現地4日、米キーンランド競馬場でG1ブリーダーズカップジュベナイルターフ(2歳牡馬・セン馬、芝8ハロン)が行われ、サクソンウォリアー産駒のヴィクトリアロードが接戦を制した。

 レースは1番人気に推されていたシルバーノットが出遅れる波乱のスタート。最内枠のヴィクトリアロードは中団に待機し、巻き返したシルバーノットはその真後ろでぴったりマークする。

 直線では内ラチ沿いを突いたシルバーノットが先に先頭に立ったが、馬群を割って伸びてきたヴィクトリアロードが猛追。ゴール寸前で見事に差し切った。

 ハナ差の2着にシルバーノットが続き、欧州勢がワンツーフィニッシュ。さらに2馬身1/4差の3着に米国勢の伏兵ナギロックが入った。

 A.オブライエン厩舎のヴィクトリアロードはサクソンウォリアー(父ディープインパクト)の初年度産駒。前走の仏G3コンデ賞から重賞2連勝、G1初制覇としている同馬について、オブライエン調教師は「来年の仏ダービーを獲れる馬だと思う」と語っている。