欧州でG1を制して昨年にオーストラリアへ移籍したアレンカーの新天地初戦が、現地18日のオールスターマイルになる見込みだと分かった。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、アレンカーはワイルドカードでのオールスター出走が確実だという。

　W.ハガス厩舎に所属していたアレンカーはアドラーフルーク産駒の5歳馬。昨年5月に愛G1タタソールズゴールドカップを制し、10月の仏G1凱旋門賞9着を最後にオーストラリアへ移籍して、現在はM.モロニー厩舎が管理している。

　通算13戦5勝（重賞4勝）のアレンカーだが主戦場は2000m以上の中長距離で、マイル戦の経験はほぼなし。それでもモロニー調教師は「移動後もよく落ち着いている」「マイルで鍛えなおした彼はオールスターマイルで活躍するだろう」と、アレンカーの新境地に期待を寄せていた。