現地11日、米オークローンパーク競馬場でG2アゼリステークス（4歳以上牝馬、ダート8.5ハロン）が行われ、シークレットオースがクレリエールとの対決を制した。

　最内枠から出た2番人気のシークレットオースは後方2番手、3番枠の1番人気クレリエールはさらに離れた最後方からとなったレース。最終コーナーに差し掛かるとシークレットオースが大外から上がっていったのに対し、クレリエールは馬群に突っ込む選択。これが明暗を分けた。

　シークレットオースはスムーズなコース取りで直線半ばには先頭に立ち、そのままセーフティーリードを確保。仕掛けが遅れたクレリエールは3番人気のインターステイトデイドリームをアタマ差でかわし、勝ち馬から2馬身3/4差の2着に上がるのが精いっぱいだった。

　D.ルーカス厩舎のシークレットオースはアロゲート産駒の4歳馬。昨春にG1ケンタッキーオークスを制し、その後は牡馬相手のG1プリークネスステークス4着など勝ちきれないレースが続いていたが、今年初戦で強豪相手に快勝してみせた。

　米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、ルーカス調教師は順調ならば次走は4月15日のG1アップルブロッサムハンデキャップだと話している。