英国のドバイオナーが豪G1ランヴェットSを圧勝、次戦でユニコーンライオンと対戦へ

2023年03月19日 11:09

 現地18日、豪ローズヒルガーデンズ競馬場でG1ランヴェットステークス(3歳以上、芝2000m)が7頭により争われ、英国から遠征中の3番人気ドバイオナーが3番手キープで直線に入ると、連覇を狙う2番人気のモンテフィリアに4.44馬身差をつけて圧勝した。

 1番人気のモウンガは2番手追走からさらに1.01馬身差の3着に敗れ、メルボルンカップの覇者ゴールドトリップ(4番人気)はモンテフィリアと5、6番手で並走も、勝ち馬から7.36馬身差の5着に終わった。

 W.ハガス調教師が管理するプライドオブドバイ産駒の5歳セン馬ドバイオナーは待望のG1初制覇。2021年にはG1初挑戦の英チャンピオンステークスで2着、続く香港カップでもラヴズオンリーユーに1馬身1/4差と迫る4着に善戦したが、22年は5戦未勝利に終わっていた。今回で通算3度目の重賞制覇としている。

 ハガス師はアデイブで制した2020年以来となるランヴェットSでの勝利。そのアデイブはクイーンエリザベスステークスを20年と21年に連覇しており、ドバイオナーも同様の臨戦になることをレーシング・ニューサウスウェールズの公式サイトが伝えている。