8歳馬のセラピストが重賞初制覇、米G2パンアメリカンSで新境地開拓

2023年04月05日 14:10

 米ガルフストリームパーク競馬場で現地1日に行われたG2パンアメリカンステークス(4歳以上、芝12ハロン)は、2番人気のセラピストが3番手で直線に入ると前方2頭の内を突いて抜け出し、5番人気ベイストリートマネーの追撃を3/4馬身抑えた

 出遅れたセラピストは1周目のスタンド前を先頭から10馬身余りの6番手で通過すると、直前の1番人気マスターピースをマークしながら進出。外から続くベイストリートマネーとマスターピースがけん制し合う間隙を突くように内から抜け出した。マスターピースはさらに1馬身差の3着に敗れている。

 セラピストはフロイト(父ストームキャット)産駒の8歳セン馬で今回が重賞初制覇。それまで5回の重賞挑戦は9ハロン以下の距離で、リステッドを含む勝ち鞍も8.5ハロン以下で挙げていたが、遅まきながら新境地を開く形となった。