KYオークス前哨戦のアッシュランドS、伏兵ディファイニングパーパスが波乱演出

2023年04月08日 12:52

 現地7日、5月の米G1ケンタッキーオークスに向けての前哨戦にあたるG1アッシュランドステークス(3歳牝馬、ダート8.5ハロン)がキーンランド競馬場で行われ、人気薄の伏兵ディファイニングパーパスが実績馬たちを下す波乱を起こした。

 2番手の好位で流れに乗ったディファイニングパーパスは、抜群の手応えのまま直線入り口で先頭に。人気馬たちの追撃を半馬身差で凌ぎ切った。

 2着はデビュー2連勝で1番人気に推されていたパンチボウル。2021年にこのレースを制したマラサートの全妹ジュリアシャイニングがさらにクビ差の3着に入り、昨年の2歳女王ワンダーホイールは6着に沈んで2連敗となった。

 K.マクピーク厩舎のディファイニングパーパスはクロストラフィック産駒。2歳時は2勝したものの重賞勝ちはなく、前走のG3ハニービーステークスも6着だったが、強豪の集まるここでの重賞初制覇でクラシック候補に浮上した。