現地25日、英エプソム競馬場でリステッドのブルーリバンドトライアル（3歳、芝10ハロン）が5頭により争われ、L.デットーリ騎乗の1番人気エピクテトスが前後4馬身圏内の3番手から残り2ハロンで先頭に立つと、2番手から食い下がる3番人気ハドリアヌスを3/4馬身振り切った。

　エピクテトスはJ＆T.ゴスデン調教師が管理するキングマン産駒の牡馬で、2歳の昨年は7月8日にデビュー勝ち。2戦目にG3オータムステークスでクビ差の2着、3戦目もG1フューチュリティトロフィーでオーギュストロダンから3馬身半差の2着という実績がある。今回はフューチュリティT以来の3歳初戦で、この勝利により英ダービーの優先出走権を手にした。

　英競馬メディア『racingpost.com』によると、このレースで最多の7勝目としたJ.ゴスデン師は、エピクテトスの次走に英ダービー前哨戦のG2ダンテステークスを挙げるとともに、現時点では権利を得た英ダービーよりも距離の短い仏ダービーが意中にあることを明かしている。