ルクセンブルクが愛G1タタソールズGC逃げ切り、ヴァデニは完敗
2023年05月29日 12:05
現地28日、愛カラ競馬場でG1タタソールズゴールドカップ(芝10.5ハロン)が行われ、R.ムーア騎乗のルクセンブルクがベイブリッジとのマッチレースを制した。
ルクセンブルクはハナを切ってペースを握り、2番人気のベイブリッジはその真後ろの3番手に。1番人気のヴァデニは最後方に控える。その隊列のまま直線に入ると逃げ切りを図るルクセンブルクにベイブリッジだけが追いすがったものの、最後までかわすことはできず半馬身差で決着した。
さらに6馬身後方の3着はピズバディール。ヴァデニは見せ場なく5着どまりだった。
ルクセンブルクはキャメロット産駒の4歳馬。昨秋のG1アイリッシュチャンピオンステークス以来2度目のG1制覇となった。また管理するA.オブライエン師はこのレース通算10勝目、キャリア通算では400勝目のG1制覇となった(障害での22勝を含む)。
英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン師は「多くの人たちの努力の賜物。厩務員たちは毎日たくさんのことをしてくれている。私たちは大きなチームの小さな一部に過ぎず、私もみんなのために嬉しいよ」とコメント。
ルクセンブルクの今後についてはロイヤルアスコット開催でのG1プリンスオブウェールズステークスを次走に予定していると語り、「そこで結果を出せればキングジョージへ向かい、いったん休んでから愛チャンピオンS、そして凱旋門賞を見据えることになる」と語っていた。