英セントレジャーで降着のハスコイ、今季初戦を快勝した矢先に無念の引退
2023年06月14日 12:35
昨年の英セントレジャーで2位入線を果たすも、4着に降着になったゴールデンホーン産駒の4歳牝馬ハスコイが、腱の損傷により現役を引退することになり、英競馬メディア『racingpost.com』などが現地12日に報じた。
ハスコイは英セントレジャーで降着後、復帰戦となった5月20日のG3アストンパークステークスを制し、長距離での実力を改めて証明。次週の6月22日に行われるロイヤルアスコット開催のG1ゴールドカップでは前売り9倍と有力候補の評価を受けていた。
R.ベケット調教師によると、ハスコイは土曜日(10日)の夜に左前肢の腱を痛め、月曜日(12日)の朝にスキャン検査をしたところ、回復に12カ月を要す損傷が見つかったという。
ベケット師は「引退は当然として、アストンパークでは本当にがんばったからガッカリしている。彼女なら次にどこで走ろうとチャンスがあっただろうに」と肩を落としている。