現地20日、英ニューベリー競馬場で行われたG3アストンパークステークス（4歳以上、芝12ハロン）は、L.デットーリ騎乗の2番人気ハスコイが先頭から5馬身ほどの4、5番手で中間点を通過すると、直線では3頭による争いを短アタマ差で制した

　イスラー（3番人気タイ）の内に並ぶように中間点を通過したハスコイは、直線に入ると3番手から先頭をうかがう5番人気ボリショイバレエの背後から内へ。両馬の外から迫るイスラーと3頭で叩き合い、最後の100ヤードで伸び勝った。

　ボリショイバレエはアタマ差の3着に続き、昨年7月のG2プリンセスオブウェールズクロースブラザーズステークス以来となった1番人気のユビアーは、最後方の7番手からさらに1馬身3/4差の4着に敗れている。

　ハスコイはR.ベケット調教師が管理するゴールデンホーン産駒の4歳牝馬で重賞初制覇。昨年の7月29日にデビュー勝ちすると2連勝で英セントレジャーに挑戦し、直線では先頭に抜け出すなど大きな見せ場を作ったが、進路妨害により2位入線から4着へ降着となった。今回はそれ以来となる約8カ月ぶりの実戦だった。