英ゴールドカップ、デットーリ騎手が新星クラージュモナミで通算9勝目

2023年06月23日 11:22

 現地22日、英アスコット競馬場でG1英ゴールドカップ(芝20ハロン)が行われ、L.デットーリ騎乗のクラージュモナミが制した。

 レースは2021年の勝ち馬サブジェクティビストが逃げ、1番人気のコルトレーンは中団から。クラージュモナミはエルダーエルダロフと並んで後方3番手付近に控える。

 隊列に大きな変化はなく終盤に入ると、クラージュモナミは最終コーナーで内を突いて一気にポジションを5番手付近まで上昇。サブジェクティビストをかわして先頭に立ったコルトレーンをさらに追撃し、ゴール前で見事に差し切った。

 2着は3/4馬身差でコルトレーン、さらに3馬身3/4差でサブジェクティビストが入線。エルダーエルダロフは7着、ブルームは10着に終わった。なお有力視されていたトゥルーシャンは3年連続でレース直前での出走回避となっている。

 J&T.ゴスデン厩舎のクラージュモナミはフランケル産駒の4歳セン馬。昨年にオールウェザーで2連勝後に去勢し、休み明けだった今年5月のハンデ戦も快勝。今回が重賞初挑戦だったが無傷の4連勝でのG1初制覇を果たすとともに、今年限りでの引退を表明しているデットーリ騎手にゴールドカップの通算9勝目をプレゼントした。