ヨークシャーオークス、3歳の伏兵ウォームハートが競り勝ち
2023年08月25日 11:07
現地24日、英ヨーク競馬場でG1ヨークシャーオークス(3歳以上牝馬、芝12ハロン)が行われ、J.ドイル騎乗の伏兵ウォームハートが接戦を制した。
レースは1番人気の愛オークス馬セーブザラストダンスが逃げ、ウォームハートは好位の4番手から。ブルーストッキング、アルフスン、フリーウインドらは中団から後方に控える。
直線半ばでは抜群の手応えのウォームハートが2番手まで上がり、残り2ハロン過ぎでスパート。セーブザラストダンスをかわすと、外から馬体を併せてきたフリーウインドとの叩き合いをアタマ差で制した。
セーブザラストダンスは勝ち馬から2馬身1/2差の3着。さらに1馬身差で2番人気のブルーストッキングが続き、アルフスンは見せ場なくブービーの9着に沈んだ。
A.オブライエン厩舎のウォームハートはガリレオ産駒。ロイヤルアスコット開催でのG2リブルスデールステークスで重賞初制覇としたが前走の愛オークスでは同厩馬セーブザラストダンスの5着どまりで、今回は雪辱を果たしてのG1初勝利となった。
英競馬メディア『At The Races』によるとオブライエン調教師は「彼女は速い馬場が得意。恐らく(米G1ブリーダーズカップ)フィリー&メアターフに向かうだろう」とコメント。その前に愛チャンピオンズウィークエンドか凱旋門賞の週にひと叩きする可能性も示唆した。