英G1サンチャリオットステークス（3歳以上牝馬、芝8ハロン）が現地7日にニューマーケット競馬場で行われ、L.デットーリ騎乗の1番人気インスパイラルが中間点を過ぎて一気に進出すると、ノーステッキで3馬身3/4差を開き圧勝した。

　インスパイラルは序盤の後方から徐々に位置を上げ、中間点を2列目で通過。すると内ラチ沿いからスルスルと進出して残り3ハロン地点では労せず先頭に立ち、2ハロン標識を前にゴーサインを受けてノーステッキのまま後続を一方的に突き放した。

　中間点まで勝ち馬と並びマークしていた2番人気のマルキーズドゥセヴィニエが2着に続き、さらに3/4馬身差の3着にはゲートで立ち遅れる格好になった3番人気のエレディアが続いた。

　J＆T.ゴスデン調教師が管理するインスパイラルは、前走のジャックルマロワ賞に続く通算5度目のG1制覇（重賞6勝目）。年内での引退を表明しているデットーリ騎手は、ニューマーケット競馬場における通算500勝を達成した。

　英競馬メディア『racingpost.com』によると、大手ブックメーカー『ベットフェア』などは米G1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフにおける前売りオッズを6倍から4倍の1番人気タイにカットしている。