ファンガール、豪G1ジョージメインSでミスターブライトサイドの連勝止める
2023年10月15日 11:30
現地14日、豪ランドウィック競馬場でG1ジョージメインステークス(3歳以上、芝1600m)が14頭により争われ、J.マクドナルド騎乗の2番人気ファンガールが5連勝中の1番人気ミスターブライトサイドと直線で馬体を併せると、残り300mから2.67馬身突き放して鮮やかに勝利を飾った。
ファンガールはゲートで一完歩遅れる格好になるも、2番枠を利して内ラチ沿いからすぐに位置を挽回し、先行するミスターブライトサイドから2馬身余り後ろの5、6番手で中間点を通過。最終コーナーで内ラチから離れ、馬群の外を回るミスターブライトサイドに併せて直線に入った。
これをミスターブライトサイドも受けて立ったが、ファンガールは100mほど進む間にギアを上げて最後の200mは独走状態。2着争いに懸命なミスターブライトサイドを尻目に最後は流す余裕でゴールした。ミスターブライトサイドと道中並走から先に抜け出したマイオベロン(9番人気タイ)が、さらに0.14馬身差の3着に粘り込んでいる。
C.ウォーラー調教師が管理するセブリング(父モアザンレディ)産駒の5歳牝馬ファンガールは、8月のウィンクスステークスに続くG1レース3勝目(重賞5勝目)。9月16日の前走は賞金総額100万豪ドル(約9400万円)の条件戦(セブンステークス)でシンクイットオーバー、ザーキに次ぐ3着だった。
なお、豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、ウォーラー師はファンガールの次戦としてコックスプレートが意中にあるとしつつ、これから距離などを考慮して決断するとしている。また、ミスターブライトサイドのC.ウィリアムズ騎手は、無事なら次戦はコックスプレートと明言した。
ジョージメインSは今年からキングチャールズ3世ステークスの名称で施行され、開催時期が9月中旬から1カ月繰り下げられて賞金総額も100万豪ドルから500万豪ドル(約4億7000万円)に大幅アップ。昨年までのジョージメインSの時期にセブンSが新設された。