豪州2023/24シーズンで最初のG1となるウィンクスステークス（3歳以上、芝1400m）が現地19日にランドウィック競馬場で16頭により争われ、ここに7頭出しで臨んだC.ウォーラー厩舎の2番人気ファンガールが直線で馬場の三分所を伸びると、内ラチ沿いをすくう僚馬プリンセスグレース（9番人気タイ）をゴール前で差し切った（0.3馬身差）。

　ファンガールは中団の後ろ寄りから馬群の外目を縫うように進出すると、馬場の三分所からスパート。2番手から抜け出す構えの1番人気ザーキを目標に襲い掛かる。その間に中団の内ラチ沿いからプリンセスグレースが先頭に躍り出るも、ファンガールは残り50mから2頭をまとめて差し切り、ザーキはさらに0.18馬身差の3着に敗れた。

　ファンガールは2022年3月のヴァイナリースタッドステークス以来の白星で2度目のG1制覇（重賞は通算4勝目）。昨シーズンは初戦のウィンクスSでアナモーに敗れたのをはじめ、G1レースで2着3回など惜敗続きだった。